三国恋戦記魁クリア感想
魁クリア感想
オトメの兵法!含めネタバレしています
魁フルコンしました~!
攻略順(奉先→仲頴→本初→伯符→華陀)、全体で感想です。
奉先
最初に奉先やってよかったなーと思っています。
飛ばされた先が戦場で、初っ端から少年兵と対峙するか迫られて、完全に、オトメの兵法と違うんだなって区別して、魁の世界に入れました。人を傷つける行為を最初にやる苛酷さに、巴ちゃんの運命を想って辛かった。うう。だってオトメの兵法だと花ちゃんはすぐに師匠に出会って、なにはともあれどうするかを指示してもらえて、怖い目には遭うけどその先で玄徳さんたちに出会って保護してもらえるんだよ~。巴ちゃん~~。泣ける~。
最初を伯符と迷ったのですが、伯符を先にやってしまっていたら、オトメの兵法との差に戸惑うばかり、違いが目についてばかりでどうしようもなかったかもしれない。
奉先は乱暴だけどいい子だった~。仲頴との間柄もよかった。仲頴があんなんでごめんな。序盤の、巴ちゃんを拾ったあと、いろいろ世話焼いて空回っているのかわいい。自分にできることやいいと思ったことを精一杯やる人なんだなって思うし相手を想って考えるようになるし。巴ちゃん側も、「ごめんなさい」や「ありがとう」を伝えられなかったなって思っているの好きだなあ。あれくらいの歩みが好きなんだけど、今作は恋愛展開早かった気がします。奉先ルートもそのあと早かったし、アダルト展開もびっくりした。思わずレーティングを確認したよ。親子続けてうひゃーだったので、本初でほっとしました笑 あと、「妻にしちまえばいいのか」にうひょーってなったのは私だけではないはず。洛陽を捨てるときの、「奉先の大きな手をしっかりと握り返した」に、奉先がきゅんってなってればいいなって思った。恋愛慣れしていないおっきい人かわいい。
それから、巴ちゃんに射られた世界線の孟徳さんと花ちゃんの話とかみなさまよろしくお願いします。奉先ルートで早々に曹孟徳についてコメントがあって嬉しかった。さすが孟徳さん。
仲頴
董卓どうするんだろうって思っていたら、なるほどそういうことかという解決でした。悪逆非道な行いは呪いによるもので、その記憶が失われるのも納得の範囲だし、仲頴様美形だし、甘えてくるのずるいし、でも、違う解決も見たかったなーと思ってしまうのは贅沢なのかなー。いろいろわかるって思うだけにそれを越えたものも見たかった。やっぱり贅沢か。
ただ、恋戦記の世界の中で「不思議」はあの本だけで、人々は懸命に生きているんですよね。それは花ちゃんも含めて。そういう世界だと思っていたので、呪いの剣に支配されるというオカルト的な要素が現われて、本は科学だったことが、うひょーって思ってしまいました。
呪いによって、他者からは醜く見えている、奉先と巴ちゃんだけは本当の姿が見えている、だから、ふたりをそばに置いておきたい、というのも、巴ちゃんが必要なのは、その「目」だけなのかな、切ないなって思っていたら、巴ちゃんはそれだからこそ自分でいいのだと考えているし、じゃあその目がなかったら愛はないのかなって考えてしまうんだけども、仲頴のもろもろの言動から、目だけじゃないって知れるからよかったなって思います。巴ちゃんのためにもういちど契約しにいくのも、うおーってなる。うおーってなるよー仲頴様ー。仲頴の巴ちゃんへの愛しさにはぐふぅってなってた。
そういったところを別にしてみたら、やっぱり仲頴様美形だし、甘えるのかわいいし、巴ちゃん好きなの愛しい。あと、巴ちゃんにいけないことしようとして、何度も邪魔される不憫な仲頴様も嫌いじゃない。萌え要素たくさんでした。同人誌読ませてください。
それから、「李儒さんなら豚っていうのもわかる」っていうナチュラルにひどいこと思う巴ちゃんにオトメの兵法の風を感じました。長江サイズの桃に興奮したよ~~!権力者ルートはそれお約束なんだろうか!笑
「迷いも恐怖も、すべて消え去った。 私はすっきりとした気持ちで自分に宣言する。」
という巴ちゃんの決意が好きです。
本初
私は本初ルートでいちばん恋戦記を感じたのだけど、たぶんそれはトムさんを感じていたんだなとスタッフロールを見て思いました。ルートの中のじれじれ感と誠実さ、時折くすりとさせるところに、このシナリオはトムさんだろうな~と思っていたらやっぱりトムさんでした。嬉しい。あと、戦のときの雰囲気が、なぜか前作といっしょだなって思ったので、それもきっとトムさんだからなんだろうな~。
ぜんぶ好みの問題なのだろうけど、すぐに恋愛にならないのが好きです。恋愛にならないというか気づかないというのかな。特別な感情を持っているのに、はたから見たらどう見ても好き合っているのに、それが恋愛の好きに結びつかないふたりがかわいかったー。嫉妬かわいい。孟徳さんと孟卓さんとのわちゃわちゃは楽しかったし。あと張さんいいよね!
もちろんルートはほんとうにどこまでも厳しいのだけども、今がいちばん幸せだという本初の言葉は、誠実な彼が嘘を言うはずもなく本当のことなのだと思って受け入れられます。袁家の宗主という立場、だからこその周りからの期待、しなければならないことなど、本初の望んでいないことから解き放たれた穏やかな日々は、病に伏しているとはいえ幸せなんだと思います。友人も身内も失ってしまったけれど、そんな本初に変わらない巴ちゃんが寄り添えたのが嬉しい。天下をとるとかそういった望みを本初はもたないのだから、はたから見たら時代の波に乗れずに沈んでいったように見えるかもしれないけれど、それでいいのだと思えます。もちろん、別軸では、オトメの兵法みたいに陽展開で、袁家も栄えて、孟徳さんたちも失わずに済んだ道、というのも見たかったなーと思うのだけども、それは魁ではないんだなと理解するルートでした。
伯符
伯符兄上ーーーー!
文句なしにかっこいいですな! さすが孫家! そして孫家の武将たちも相変わらずでよかった。玄徳軍の武将その4で子花を見守るんじゃなかったら、孫家の武将になりたいです。若様~~!!!
ただ、惜しいなってすごく思ったルートでもありました。オトメの兵法の香りがそこここにするんだけど、なにか違うという、その違和感を覚えてしまうので。魁だからしょうがないんだけど。もっとゆっくりいこう! というのが、本初以外のルートに言えて。あと2、3個くらいエピソードがあってからの恋愛でいいのだよと奏上したい。太史慈もいいんだけどなんかこーきゅんきゅんイベントをだな、と思うけどそれが魁なのかな。
あーでも、告白のくだりはかわいかったな~。告白されるってわかってるから誰にも邪魔されないところにいくのもいいし。でもいざされると照れる伯符もかわいい。
ただ、伯符も、後半の巴ちゃんが病んじゃうところが、むむむとなりまして。そういう解決かーってなってしまいました。孫家は魁であっても陽でいてほしいし、爽やかであってほしかったー。でもこれは私の我がままなので、公式から与えられたものを咀嚼するのです。最後の答えを出さないのは本初と同じで、そこ書いちゃうと後世に、オトメの兵法に影響大きいもんな。でも、花ちゃんが変えたことも正となるならば、巴ちゃんが変えてもいいんじゃないかな。本の使い方がわからないとほんとうに辛いな。
大喬はどの時代でもかわいい!
華陀
師匠っぽい華陀はきっと師匠っぽくないんだろうなって思いながらも、やっぱり最後に残しました。
序盤からのあの不審な動きに、めちゃくちゃ不安になったし、あんまり悲しいことにならないでと祈りながらプレイしました。本人がとても魅力的なだけに、嫌いになりたくないなーって。そして、そうならずにすんでよかったです。
華陀の「平和な国の人が覚悟を持って引く弓は、平和な弓になると思うよ」がとても好き。あと、体力ないとか、彼の雰囲気とかめちゃくちゃかわいい。華陀のイベントはいちいちかわいくて、ぐぬぬ、お前が踏み込まないのはなぜだとクリックが止まらなかった。あの街でのデートイベントはなんですかね。師匠思い出してよいのですか。こうたくんがかわいそうなのを見てしまうのだけど、巴ちゃんの時代でラブラブな姿はハッピーでした。うん。華陀最後でよかった。
魁について
ダークヒーローとのお話ということで、ハッピーな超展開は期待していなかったものの、でも恋戦記だしハッピーになるのかなどうするのかなという興味を持ってプレイして、やっぱり辛い展開に、はーってなりながらもプレイする手が止まりませんでした。ちょうどお休みだったこともあるし、ひとりが前作に比べて短いのもあるとは思いますが、やっぱり先が気になってやめられなかった。
悲しい話や辛い話は得意ではないので、魁だけだったら正直辛かったーってなっただけだっただろうなと思います。前作があるからこそ、色々考えて、受け止めて、巴ちゃんたちが幸せになってほしいなってとても強く思いました。華陀の「使う人間の願いを叶える機能なんてない」っていう言葉に切なくなってしまう。花ちゃんの華々しさ、輝かしさが眩しく見えてしまいます。巴ちゃんも華陀も、もしかしたら雲長さんも本を読むしかなかったんだなーって。あの世界にはどれだけのひとが紛れ込んでいるのだろう。
九天九地盤については、まじかーって思ったのですが、いったいどういうことなんでしょうね。なんでわざわざ「三国志」の時代にタイムトラベルするものなのか。それぞれの時代に行く九天九地盤があるのか。おもちゃなら使い方ちゃんと書いとけよとか。本が、華陀の時代に作られた機械であるならば、どうして巴ちゃんたちの時代にあったのかな。「三国志」の時代にはいけるけど、時代を指定するものではないはずで。となると、別のタイムマシンできた未来の人が置いていったのかな。とかもう色々色々誰か解決してください。いやしなくていいのかな。
あとはやっぱりもう少し、ふたりの関係をもっとゆっくり描いてほしかったなと思いました。トムさんはすごいんだなーって思ったんだけど、というより、すごく私に合っているんだなということなのかな。あと叶うことならやっぱりハッピー展開も見てみたかったな!本初が天下とってもいいじゃない!駄目か!というよりしないか! そう、そういうひとたちの、そういう話なんですよね。だからきゅっとなる。
いろいろむむむと思うところも書いてしまいましたが、とても愛しいなと思います。「恋戦記」だからかもしれないけれど、でも、魁プレイできてよかったです。ありがとうございました!
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